解析

Googleアナリティクスの使い方:初心者がチェックすべき5つのポイント

Googleアナリティクスの使い方:初心者がチェックすべき5つのポイント

モンゴ
いやぁ……ふと気づいたことがあるゴリ。

ロイド
どうしたゴリ?

モンゴ
Googleアナリティクスの使い方について色々と語ってきたゴリが、そもそも「初心者」の気持ちを考えたことはあるゴリか?

ロイド
はっ!……まさか……ゴクリ。

モンゴ
そう。
「初心者がチェックすべき●●個のポイント!」
いま求められているのは、もしかしたらこういうことなんじゃないゴリ?

ロイド
この欲しがりさんめ!いいでしょうゴリ。やりましょうゴリ。

モンゴ&ロイド
ゴリラと一緒に考えよ!

初心者はどこで何をみればいい?

モンゴ
Googleアナリティクスは便利だけど、細かいこともわかりすぎて……おらゴリラだから……

ロイド
その気持ち、わかるゴリ。でも安心するゴリ。初心者であれば、まず次の5つのポイントについてチェックすることをおすすめするゴリ。

Googleアナリティクスの使い方で、初心者がチェックすべき5つのポイント

  1. 「ユーザーの概要」では異常値がないかチェック
  2. 「モバイルの概要」は月1回くらい見ておく
  3. 「集客」では流入元の反響をチェック
  4. 「ランディングページ」は接客状況をチェック
  5. 「コンバージョン」は率と数を知っておく

1.「ユーザーの概要」では異常値がないかチェック

ユーザー>概要

画面:サイドメニュー > ユーザー > 概要

モンゴ
訪問してくれたユーザーのいろんな情報が表示されているゴリね。ここで見ておきたいポイントはどこゴリ?

ロイド
まず、画面の右上のカレンダーで「期間」をセットすることが肝要ゴリ。

モンゴ
いつの期間のデータを見たいのか、ということゴリね。

ロイド
そうゴリ。ここでは、「昨年と比較」や「先月と比較」といった、大まかな情報を把握することができるゴリ。

モンゴ
なるほどゴリ。そうすることで「変化」や「異常値」に気づくことができる……ということゴリね?

ロイド
ゴリザクトリー!
画面に出てくる用語についても簡単に解説しておきますゴリ。

セッション 訪問があった回数。ユーザーの数ではなく「回数」なので、同じユーザーが朝と晩に訪れた場合、セッション数は2になる。
ユーザー 訪問したユーザーの数。セッションと違い、同じユーザーが朝と晩に訪れても、ユーザー数は1とカウントされる。
ページビュー数 ページが表示された回数。
ページ/セッション 1回の訪問あたりで、何ページ閲覧されたか。ここが多いと、サイト内のコンテンツがよく読まれている。(もしかしたら迷ってるだけかも知れない)
平均セッション時間 1回の訪問で、ユーザーが滞在していた平均の時間。ここが短い場合はサイト内にじっくり読みたいコンテンツがない可能性も……
直帰率 最初のページだけ見て帰ってしまったユーザーの割合。ここの割合が高いと、訪問した理由とページに書いてあることがズレている(期待に応えられていない)可能性がある。
新規セッション率 対象となる期間で新しく訪問した割合。ここが少ないと、同じ人ばかり来ているということに。

2.モバイルの概要は月1回くらい見ておく

ユーザー>モバイル>概要

画面:サイドメニュー > ユーザー > モバイル > 概要

モンゴ
これは一目瞭然ゴリね!パソコンで見ているのか、スマートフォンで見ているのか……といったことがわかるゴリ。

ロイド
最近だと、どこのサイトでもスマートフォンが多いと思われるゴリ。

モンゴ
ちなみにスマートフォンは「mobile」と書いてある部分ゴリね。

ロイド
そのとおりゴリ。月に1回くらい見て、状況を把握しておくのがおすすめゴリ。

3.集客では流入元の反響をチェック

集客>すべてのトラフィック>参照元 / メディア

画面:サイドメニュー > 集客 > すべてのトラフィック > 参照元 / メディア

モンゴ
ここは、初心者が一番知りたい部分かも知れないゴリ。

ロイド
そうかも知れないゴリ。お金をかけて集客している場合はなおのことゴリ。集客施策の良し悪しがチェックできるゴリ。

モンゴ
見ておきたいポイントはどこゴリ?

ロイド
最初のうちは「セッション」と「直帰率」そして「コンバージョン率」「コンバージョン数」の4つを見ておくのがおすすめゴリ。
それぞれ簡単に解説しておきますゴリ。

セッション ここを見ると「主な流入元」がわかる。表形式から円グラフに切り替えると、直感的に把握しやすい。(表の右上に並んでいるアイコンで表示を変えることができる)
直帰率 直帰率が高い参照元/メディアは集客方法のミスマッチが考えられる。特に、セッションが多いのに直帰率が高い場合は要注意。
コンバージョン率 ここが高い参照元/メディアは反響が良い。反響が良いにも関わらずセッションが少ない場合は、集客の強化を考えてもいい。
コンバージョン数 ここが多い参照元/メディアがメインの集客施策となっている。メインの集客施策のコンバージョン率が低い場合は、高めることができないか考える必要あり。

4.ランディングページは接客状況をチェック

行動>ランディングページ

画面:サイドメニュー > 行動 > ランディングページ

モンゴ
ここは、「いらっしゃいませ〜!」と言ってるページの状況がわかるゴリね。

ロイド
ゴリ。サイトの入口になっているページの良し悪しがチェックできるゴリ。

モンゴ
見ておきたいポイントはどこゴリ?

ロイド
とにかく最初は「セッション」と「直帰率」を見ておくのが良いゴリ。
先ほどと同じく、それぞれ簡単に解説しておきますゴリ。

セッション どのページからサイトに入ってきたか、という「入口」がわかる。セッションが多いランディングページほど、改善したときの効果も大きい。
直帰率 ユーザー概要の直帰率では「サイト全体の直帰率」しかわからないが、ここでは、ページ毎の直帰率をチェックすることができる。セッションが多いのに直帰率が高い場合は要注意。集客施策とのミスマッチを疑ったり、ページの内容を見直したりする必要がある。

5.コンバージョンは率と数を知っておく

コンバージョン>概要

画面:サイドメニュー > コンバージョン > 概要

モンゴ
ここは「結果」が表示されているゴリね。

ロイド
そのとおりゴリ。初心者はもちろん、経営者やプロジェクトの責任者であれば、ここは見逃せないゴリね。

モンゴ
見ておきたいポイントはどこゴリ?

ロイド
ビジネスのスピード感にもよるゴリ。ただ、自分のサイトの「月間コンバージョン率」や「月間コンバージョン数」は答えられるようにしておきたいところゴリ。

モンゴ
目標を複数設定している場合は、画面の上にある「目標のオプション」を操作することで、目標ごとのコンバージョン数・率をチェックすることができるゴリね。

ロイド
ECサイトで「eコマース設定」をしていれば、eコマースの概要を見ておくことも忘れずにゴリ。

まとめ

モンゴ
初心者が……ということだったものの、ちゃんと見ていくとなると、それなりに時間がかかるゴリね。

ロイド
そのとおりゴリ。異常値がないかざっくりパトロールして、そこから個別にドリルダウンして課題を抽出する、というのが解析の基本パターンになってくるゴリ。

モンゴ
課題を抽出して、改善策を考えて、でも時間と予算には限りがあるし……解析を本格的にやるとなると、なかなかヘビーゴリね。

ロイド
そんなときはモンゴロイドの「解析プラン」をお願いしてみると良いかも知れないゴリ。そっとバナーを貼っておくので、気になる人間は見てみるといいゴリ。

モンゴ
ちなみに、画面に表示されてる言葉の意味なんかも?初心者には?

ロイド
それはまた別のテーマで語らおうゴリ!

モンゴ&ロイド
ではでは、また次のテーマで会いましょうゴリっ!

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