サイト・デザイン

いつがベスト!?Webサイトのリニューアル時期と判断基準

こんにちは、モンゴロイドのデザイナーSMBです。

Webサイトを公開してからそれなりの年月が経つと、「見た目が古くなってきた」「掲載情報が増えたが整理できていない」「会社のコンセプト変更を反映できていない」などの課題が見えてくるようになります。

そこで今回は、適切なリニューアル時期と判断基準についてご紹介していきます!

Webサイトの見直し時期

一般的にデザインはトレンドが2〜3年で移り変わるといわれており、その周期をリニューアルの目安にすることもありますが、適切なタイミングとはいえません。
ですが、Webサイトの種類によってある程度の目安はあります。

  • BtoCのコーポレートサイト = 3年
  • BtoBのコーポレートサイト = 6年
  • リクルートサイト = 1年

上記の目安より長期間にわたって見直しができていない場合は、リニューアルすべきかどうか一度検討することをおすすめします。

リニューアルの判断基準

続いては、定期的な見直し以外にWebサイトのリニューアルに踏み切る判断基準を考えていきましょう。
以下に、いくつか基準を挙げてみました!

Webサイトが古く、デザイン面で劣化してきた

Webが一般化してきたのがここ10年くらいのことなので、一度もリニューアルしていないサイトも見受けられますが、要注意です。
Webサイトは、いわば会社の顔。Webサイトが古いままだと、会社の印象ダウンに繋がります。

掲載情報が増えたが整理できていない

ここ数年でUI/UX設計の重要性が高まっていますが、Webサイトの公開以降、掲載情報を増やすばかりになっていませんか?
情報の整理ができていなければ、着実にユーザビリティは低下していきます。
導線が悪化したままにしておくと離脱数が増えてしまい、ビジネス上の機会損失につながる可能性があります。

スマホ対応ができていない

年々スマホの普及率が増加するにつれ、Webサイトのアクセスもスマホ経由の割合が増えています。
スマホに慣れた現代のユーザーが、スマホ対応ができていないWebサイトにアクセスすると、違和感や不快感を抱きかねません。

Webサイト訪問者を分析したい

10年ほど前では「Google Analytics」などの解析ツールがまだ普及していませんでしたが、現在では導入していることが当たり前になっています。
古いWebサイトや更新をまったく行っていないWebサイトなどは、導入されていないことがあります。
サイト訪問者を分析したいなら、アクセス解析ツールの導入はもちろんですが、欲しいデータを正しく取得できるようにする必要があります。
意味のないデータや間違ったデータを取得してしまわないよう、サイト構成や導線設計を見直すようにしましょう。

リニューアルで得られるメリット

ユーザビリティの改善

Webサイトも年数を重ねるごとに、ページ数や画像など増えたり、カテゴリやページの継ぎ足しなどで、サイト構造がだんだん複雑になっていきます。
リニューアルし再度Webサイトの構造設計を見直すことで、ユーザビリティやコンバージョン率などの改善に繋がります。

サイトの機能向上

時代が進むにつれて新しいツールや機能が追加されますので、それらを活用してWebサイトの利便性を高めることができます。
また、スマホ普及率が格段に増加しているので、スマホユーザーに親切なWebサイトだと、不快感なく、むしろ好印象を持たれるでしょう。

最新のデザインで会社の印象がアップ

毎年デザインのトレンドが変わっていく中で、いつまでも古いデザインのままだと、ユーザーの好感度にも影響する可能性があります。
洗練されたWebサイトデザインは、会社のイメージアップにも繋がります。

リニューアルで失敗しないための注意点

Webサイトをリニューアルする際に、注意しておきたい点をまとめてみました!

ドメイン(URL)を引き継ぐことは可能か

新たに取得したドメインに変更することは、これまで培ってきたSEO上の資産をリセットすることを意味します。
リニューアル時には、使用しているドメインを引き継げるかどうか必ず確認をしましょう。

アクセス数が落ちないか

既に公開しているWebサイトをリニューアルする際、今のアクセス数が落ちないか気になりますよね。
アクセス数を低下させないため、以下の3点に注意しましょう。

①URLを変更せずに同一にする
検索エンジンは、同じページ内容でもURLが変わるとしばらく同一ページだと認識できなくなり、検索結果の表示順位が低下します。
また、他サイトで貼ってくれているリンクが、リンク切れになる点でもマイナスだといえます。
②基本的なSEO対策をしておく
最低限、メタ情報・ディスクリプション・タイトルタグが適切に入力されているかチェックしましょう。
また、Webサイトのタイトルや本文といったテキスト要素は、なるべく画像ではなくHTMLで作成した方が検索順位はあがりやすくなります。
③移行期間に注意する
事前に十分な対策をしていても、一時的にアクセスが落ちる可能性があります。
なるべくビジネス上の重要な期間を外してリニューアルを行うといいでしょう。

Webの現状とこれから

スマホの普及率が増加し、ユーザーからすればスマホ対応が当たり前の時代になりました。
スマホでWebサイトにアクセスしたときに、PCサイトが表示されたら、ユーザーが「使いづらい」「見にくい」などの不快感を感じてしまい、会社の印象も悪くなってしまいます。
また、今後の流れとしては、モバイルファーストが当たり前になりつつあります。
モバイルファーストを「スマホサイトから先に作る」と勘違いしている方がよくいますが、そうではありません。
「ユーザーにとって本当に必要な情報は何か」「ユーザーがストレスなくサイトを閲覧できるか」「どのデバイスで利用するのが最適か」と、常にユーザー視点で考えWebサイトを構築することが、モバイルファーストの本来の意味なのです。

まとめ

Webサイトのリニューアルの目的は様々ですが、今後の時代の流れとして、「ユーザーのニーズへの最適化」がポイントになります。
そこを一番としたときに、自ずと自社サイトの改善部分などが見えてくると思います。
モンゴロイドはそのお手伝いをすることができますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。