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【保存版】Amazon出品者向け ビジネスレポートの活用法を徹底解説!-用語編

こんにちは。
Amazonで販売をしている方の多くは、売上管理やサービス向上のため、日々「ビジネスレポート」を目にしておられるかと思います。
ビジネスレポートで提供される豊富な機能を上手く活用することにより、お客様の動きやニーズを的確に把握することができます。
Amazonでの大幅な売上アップや、競合他社を上回るシェア獲得を目指すにも、まずはビジネスレポートを読み解き、最大限に活用していくことが近道になるといえます。

そんなAmazonビジネスレポートの活用方法を前後編に分けてご紹介したいと思います。
今回は、ビジネスレポートを活用する上で必ず理解しておきたい用語をまとめていますので、ぜひご活用ください。

売上ダッシュボード

日々の売上金額や、売上推移が確認できる項目です。
「売上スナップショット」や、グラフなどを利用して、簡単に注文数や売上の推移が分析できます。

注文品目数

指定した期間内に注文されたASIN※数をカウントした数値です。
例えば指定した期間内に、同一ASINの商品が2点注文された場合、1とカウントされます。
下記でご紹介する「注文商品数」よりも大きな値になることはありません。

※ASINは「Amazon Standard Identification Number」の略で、Amazonグループが取り扱う、書籍以外の商品を識別する10けたの番号です。CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、ゲームなど、書籍以外の商品の詳細ページに記載されています。
 出典:Amazon ヘルプ&カスタマーサービス

注文商品数

指定した期間内に注文された商品点数をカウントした数値です。
例えば指定した期間内に、同一ASINの商品が2点注文された場合、2とカウントされます。

注文商品の売上

指定した期間内に注文された商品の売上金額です。

品目あたりの平均商品数

指定した期間内に注文があった商品の、1品目(ASIN)あたりの平均注文商品数です。
( 注文商品数 ) ÷ ( 注文品目数 ) で算出されます。

品目あたりの平均売上

ASINあたりの平均売上額です。
( 注文商品の売上 ) ÷ ( 注文商品数 ) で算出されます。

ビジネスレポート【日付別】

日別、週別、月別にレポートを確認できる項目です。
右側の「項目」より、表示させるレポートの内容を変更でき、「売上・トラフィック」「詳細ページ 売上・トラフィック」「出品者パフォーマンス」いずれも同じ内容の項目が並んでいます。
なお、B2Bと付記されている項目は、法人/個人事業主の注文に対する数値を確認できます。

注文商品売上 / 注文商品売上 – B2B

注文された商品の売上総額です。

注文された商品点数 / 注文された商品点数 – B2B

注文された商品の総数です。

注文品目総数 / 注文品目総数 – B2B

注文されたASINの総数です。

品目あたりの平均売上 / 品目あたりの平均売上 – B2B

ASINあたりの平均売上額です。
(注文商品売上) ÷ (注文品目総数) で算出されます。

品目あたりの平均点数 / 品目あたりの平均点数 – B2B

ASINあたりの平均注文点数です。
(注文された商品点数) ÷ (注文品目総数) で算出されます。

平均売価 / 平均売価 – B2B

期間中に販売された商品の平均価格です。
(注文商品売上) ÷ (注文された商品点数) で算出されます。

ページビュー

自社の商品ページを、お客様が閲覧した回数です。
ページが表示されるたびにカウントされるので、同じお客様が同じページを2回閲覧すれば、2回とカウントされます。

セッション

自社の商品ページを、お客様が訪問した回数です。
24時間以内の訪問は1回とカウントされるので、同じお客様が同じページを2回閲覧しても、1回とカウントされます。

カートボックス獲得率

主に商品を相乗り出品する際に確認しておきたい項目です。
お客様が表示した商品ページ内で、自社商品の「カートに入れる」ボタンが一番上に表示されている状態が、全閲覧数中どれぐらいの割合であるのかを指します。

注文品目数セッション比率 / 注文品目数セッション比率 – B2B

自社の商品ページを訪問したお客様のうち、購入にいたった割合を指します。
この場合、注文された商品点数ではなく、注文品目総数で割り出します。
(注文品目総数) ÷ (セッション数)

ユニットセッション率 / ユニットセッション率 – B2B

自社の商品ページを訪問したお客様のうち、購入にいたった割合を指します。
この場合、注文品目総数ではなく、注文された商品点数で割り出します。
(注文された商品点数) ÷ (セッション数)

平均出品数

指定期間内に販売した商品数の平均を指します。
(販売した子ASINの総数) ÷ (指定期間日数) により算出されます。
※子ASINに関しては下記にて後述いたします。

親商品の平均

指定期間内に販売した商品数の平均を指します。
(販売した親ASINの総数) ÷ (指定期間日数) により算出されます。
※親ASINに関しては下記にて解説いたします。

返金されたユニット

払い戻しが行われた注文数です。

返金の割合

総注文点数のうち、どのくらいの割合で返金がおこなわれたかを指します。
(注文された商品点数) ÷ (返金されたユニット数) で算出されます。

購入者からの評価

お客様から頂いた評価数をあらわします。

購入者からの否定的な評価

お客様から頂いた否定的な評価数をあらわします。

否定的な評価の割合

指定期間内の総注文数のうち、どのくらいの割合で否定的な評価があったかをあらわします。
(否定的な評価があった注文数) ÷ (注文された商品点数) で算出されます。

保証適用された申請

お客様から申請されたAmazonマーケットプレイス保証が承諾された注文件数です。

申請総額

お客様から申請されたAmazonマーケットプレイス保証により提示された保証額の合計です。

発送された商品の売上

すでに発送された注文商品の売上総額です。

発送されたユニット

発送された商品点数をあらわします。
例えば3点まとめて注文されたものが発送された場合、商品点数は3とカウントされます。

発送された注文

発送された注文件数をあらわします。
例えば3点まとめて注文されたものが発送された場合、注文件数は1とカウントされます。

ビジネスレポート【ASIN 別】

ASIN別にレポートを確認できる項目です。
右側の「項目」より、表示させるレポートの内容を変更でき、「詳細ページ 売上・トラフィック」「(親)商品別詳細ページ 売上・トラフィック」「(子)商品別詳細ページ 売上・トラフィック」いずれも同じ内容の項目が並んでいます。

(親)ASIN

購入可能なバリエーション(子ASIN)が紐づく製品の総称IDで、非購入品としてAmazonのカタログに表示されます。

(子)ASIN

上記の(親)ASINに関連付けられ、商品バリエーションごとにひとつずつ割り振られる、商品を識別するためのIDです。

商品名

商品のタイトルまたは名前です。

SKU

出品者の方で設定することができる、商品を識別するためのコードです。

セッション

自社の商品ページを、お客様が訪問した回数です。
24時間以内の訪問は1回とカウントされるので、同じお客様が同じページを2回閲覧しても、1回とカウントされます。

セッションのパーセンテージ

自社商品すべてのセッション合計数に対して、特定の SKU/ASIN がどれくらいの割合を占めているかをあらわします。

ページビュー

自社の商品ページを、お客様が閲覧した回数です。
ページが表示されるたびにカウントされるので、同じお客様が同じページを2回閲覧すれば、2回とカウントされます。

ページビュー率

すべての製品のページ閲覧合計回数に対して、特定の SKU/ASIN がどれくらいの割合で閲覧されているかをあらわします。

カートボックス獲得率

主に商品を相乗り出品する際に確認しておきたい項目です。
お客様が表示した商品ページ内で、自社商品の「カートに入れる」ボタンが一番上に表示されている状態が、全閲覧数中どれぐらいの割合であるのかを指します。

注文された商品点数 / 注文された商品点数 – B2B

注文された商品の総数です。

ユニットセッション率 / ユニットセッション率 – B2B

自社の商品ページを閲覧したすべてのお客様のうち、どれくらいの割合で購入にいたったかを総注文点数を基準にあらわします。
(注文された商品点数) ÷ (セッション数) で算出されます。

注文商品売上 / 注文商品売上 – B2B

注文された商品の売上総額です。

注文品目総数 / 注文品目総数 – B2B

注文されたASINの総数です。

まとめ

ビジネスレポートに関する用語を正しく理解できたところで、次回はいよいよ
『【保存版】Amazon出品者向け ビジネスレポートの活用法を徹底解説!-実施編 』
をご紹介します。

ビジネスレポートをうまく活用して、売上アップにつなげていきましょう。

#01 Amazon出品者向け クーポン機能の使い方を徹底解説!
ついに、Amazon出品者待望のクーポン機能「クーポンプログラム」がリリースされました。待ち遠しかった出品者も多かったのではないでしょうか?それでは、さっそく使い方を見ていきましょう。

#02 Amazon出品者向け 謎の新機能「Amazon’s choice」って?
最近Amazonで商品を検索すると出てくる「Amazon’s choice」という謎のマーク、
気になっていた方も多いのではないでしょうか?これは一体何を意味するものなのか、このマークが付くことによるメリットは何なのか?
今回は、謎の新機能Amazon’s choiceについてご紹介したいと思います!

#03 Amazon出品者向け セール対策に役立つAmazonストア新タイル機能を解説!
Amazonに出品するなら使っておきたい機能の一つに「Amazonストア」があるかと思います。
今回は、Amazonストアに新しくタイムセール専用のタイルを使用できる機能が追加されましたのでご紹介
します。

#04 Amazon出品者向け 参考にしたい「売れてる商品」の商品紹介コンテンツ事例10選
Amazonで新商品を登録する際、商品紹介コンテンツを設定していますか?設定すると、アクセス増加や
SEO順位向上等いいことずくめです。今回は、「売れてる商品」の商品紹介コンテンツ事例をご紹介します。

#05 Amazon出品者向け ヘッドライン検索広告に新広告枠&自動入札機能が追加!
自社ブランドや商品の露出に最適な検索連動型広告「ヘッドライン検索広告」に新しい広告枠が追加されま
した。配信方法や広告仕様、新機能である自動入札機能について詳しく紹介しています。

#06 Amazon出品者向け Amazonストア(Stores)の作成方法と事例
今回はAmazon出品中のブランドオーナー向けに、Amazonストアの作成方法と事例をご紹介。利用条件さえ
クリアすれば、簡単にAmazon上にショップ独自のページを公開できます。

#07 Amazon出品者向け ネガティブレビュー対策 商品レビューマネジメント
EC運営者が嫌でも経験するネガティブレビューへの対策。今回は、ネガティブレビューのリカバリー方法と
事例、また放置してしまうとどうなるのかを含め対策法を説明します。

#08 Amazon出品者向け 運営に役立つ便利ツール&アドオン8選!
Amazon出品者向けに、運営に役立つ便利ツールやアドオンを厳選して8つご紹介します。価格推移やランキ
ング・セール状況などを確認できるアドオンや、FBA手数料計算ツールなど、実際に運営に携わりながら便利
なものだけをピックアップしています。