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【YouTube広告】出稿前に確認したい効果測定や分析ポイント

アイキャッチ

こんにちは!
Web広告プランナーの東です!

YouTube広告は昨今の動画広告市場を牽引しています。
認知を広げたり、チャンネル登録者数を増やしたり、様々な目的で出稿し、成果を得ることが可能です。
ただ、これからYouTubeで広告出稿を始める方、すでに始めている方も、広告の分析と改善をしていくことが必要です。

ただ広告を出稿するだけではなく

「現状広告のリーチ数は少ないのか」
「なぜ広告視聴中の離脱率が多いのか」
「広告は配信されているがしっかり認知を獲れているのか」

これらの原因を把握し、改善しない限りYouTube広告では成果は見込めません。
また、YouTubeの視聴ユーザーは、とても飽きるのが早いという特徴があります。
結果がある程度見込める広告を配信できてもすぐに飽きられてしまうため、分析をし、広告内容も改善していく必要もあります。

そのためには、指標をまず理解しなくてはいけません。
ですので今回は、YouTubeで広告の分析で使われている指標について説明します。
指標を理解すればYouTube広告の分析ができ、改善を行うためのステップとなりますので、是非最後までご覧下さい!

YouTube広告の主要な指標を理解し分析をしよう

YouTube広告には動画がどれくらい見られているか分析するための指標があります。
これらを理解し、分析していきましょう!

視聴回数

視聴回数とは動画が視聴・再生された回数です。

視聴回数のポイント

視聴回数はどれだけ動画が視聴されたかの重要な指標です。
注意点として、YouTube広告の場合はユーザーが30秒以上広告を視聴した場合と広告をクリックするなどのアクションを起こした場合も計測されるということです。

平均広告視聴単価

平均広告視聴単価とは1回の視聴で支払いが発生する平均単価のことです。

平均広告視聴単価のポイント

YouTube広告の実際の視聴単価は2円~10円が多いです。
どれくらいのユーザーに広告を見てもらいたいか逆算し、予算を決めましょう!
単価が10円だとしても予算を1万円設定すれば、最低でも1000回は広告が表示されるという計算になります。
YouTube広告の予算に関しては下記の記事に詳しく書かれていますので、そちらもご覧ください。

YouTube広告の予算はどのくらい?YouTube広告の種類と費用、広告出稿までの流れを解説!

総再生時間と平均総再生時間

総再生時間とは、ユーザーがYouTube広告を再生した合計の時間です。
また平均総再生時間とはユーザーが一回のインプレッションあたりに再生している平均の時間です。

総再生時間と平均総再生時間のポイント

YouTube広告を分析するのであれば、総再生時間ではなく、平均総再生時間を見ていきましょう!
平均総再生時間は1人あたりのユーザーが動画をどれくらい見ているかの時間であるため、これが短い場合はクリエイティブの改善が必要だと考えられます。
例えば、動画の冒頭に商品の強みや魅力的なシーンを入れ込むことによって、
「面白そうなサービス・商品だ」と少しでも思わせるなどがあります。

エンゲージメントとエンゲージメント率

エンゲージメントとは、ユーザーが広告の動画広告上のインタラクティブ要素がクリックした回数を指します。
エンゲージメント率は広告で発生したエンゲージメントを広告の表示回数で割った値です。
インタラクティブ要素とは、ユーザーが実際に広告をクリックしたりアクションがとれる要素のことです。
例えば、URLリンクや「詳しくはこちら」などのCTA(=call to action)があります。

エンゲージメントとエンゲージメント率のポイント

エンゲージメント率を上げるには、YouTube広告に対してユーザーがどれだけアクションしやすいかというのも重要なポイントです。
そのためには魅力のあるクリエイティブの使用やCTAの設定などが重要になってきます。

ユニークユーザー数とユニークCookie数

ユニークユーザー数は、一定の期間内に動画広告を視聴したユーザーの合計人数です。
また、ユニークCookie数とはユーザーのブラウザに関連付けたCookieの数です。
Cookieとは、ユーザー情報を保持するための小さなファイルを指します。
Cookie数が分かることによって、同じユーザーが何度も広告を見ているのか、それとも違うユーザーが広告を見ているかの判断をすることができます。

ユニークユーザー数とユニークCookie数のポイント

この指標では何人に広告を見てもらったかが分かります。
視聴回数では1人のユーザーが3回同じ動画広告を視聴したら3回の視聴回数になりますが、この指標では1人のユーザーが3回同じ動画広告を視聴してもユニークユーザー数は1ということになります。
動画広告がどれくらいの配信対象者に拡大ができているかの確認や、どれくらい同じユーザーに配信をしているかどうかの現状確認にもこの指標は使えます。

YouTubeのエンゲージメントとは?

YouTubeのエンゲージメントは、ユーザーが動画に対して反応してくれたアクション数です。
動画の再生に関する指標の中で重要なものになります。
YouTubeのエンゲージメントとしてカウントされるアクションは下記の通りです。

  • 広告を視聴後の動画視聴数
  • 動画視聴後のチャンネル登録者数
  • 再生リスト追加件数
  • 高評価の数
  • 動画の共有数
  • アクティブビュー数

広告視聴後の動画視聴数

ユーザーが動画広告を再生し、それ後YouTubeチャンネルなどで動画を視聴した回数です。

広告視聴後の動画視聴数のポイント

一度動画広告を視聴したユーザーがその商品・サービスに興味をもって、YouTubeチャンネルに訪問し、動画を視聴しているということは、広告がユーザーに対して興味を惹きつけることができていると考えていいでしょう。

動画視聴後のチャンネル登録者数

広告動画視聴後に自社のYouTubeチャンネルに登録したユーザー数を表します。

動画視聴後のチャンネル登録者数のポイント

管理画面の仕様上、登録者数が100人以下の場合は範囲で表示されます。
例えば、19人のチャンネル登録者がいた場合は、「11~20」といった形で表示されます。
ただ、100人以上の場合は、実際の数が表示されます。

再生リストの追加件数

ユーザーが再生リストに動画を追加した数を指します。

再生リストの追加件数のポイント

再生リストはいわば、お気に入りリストです。
後で動画を見る場合や、内容が良かったのでまたもう一度動画を見たいときにユーザーは再生リストの追加をしますので、この指標の数値が高ければ魅力のあるクリエイティブと判断できます。

高評価の数

ユーザーが広告動画を高評価した回数を指します。

高評価の数のポイント

動画広告で高評価を増やす施策をすることは少ないかもしれませんが、
一つの指標として、動画へのアクションがどれくらいあったのかを参考にするといいでしょう。

動画視聴後の共有数

ユーザーが動画広告の後にSNSなどで共有してくれた回数を指します。

動画視聴後の共有数のポイント

動画視聴後の共有数を上げるためには、単純のユーザーに動画を楽しんで見てもらわないといけません。
そしてSNSなどでユーザーはどんな動画を共有しているかなどを調べてみて分析し、自社に取り入れることも重要です。
SNSなどで拡散されると費用を大きく使わずに認知度を上げることが可能になります。

アクティブビュー数

アクティブビューとは、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったかどうかの指標です。
例えばページの下部に広告が表示しており、ユーザーが広告に気づかないままページに移動した場合はインプレッションとしてカウントはしませんが、
ユーザーの使用デバイスが大きく広告を認識していたのにも関わらず広告をスルーした状態はインプレッションとしてカウントされます。

アクティブ ビューのポイント

最も視認性の高い位置はページのトップではなく、ファーストビューの右側と言われています。
このようにYouTubeで広告を出稿する場合は、広告配置なども加味して出稿していくことがポイントになります。
この広告配置はプレースメントとも呼ばれます。
YouTube広告のプレースメント設定に関しては下記の記事に詳しく書かれていますので、そちらもご覧ください。
プレースメント設定って何?YouTube広告の配信設定を活かし効果を最大化させる方法

まとめ

指標の意味を理解し、活用できることが分析→改善につながる

今回はYouTube広告の分析で使用する基本的な指標について紹介しました。
これらの指標を理解すれば、ご自身で広告の結果が出ない原因を特定し、改善することが可能になります。
しかし、この改善案を考えて実行というのには広告運用の経験や時間が必要になってきます。

ですので、「自分で改善出来るか自信がない」という方は是非弊社にお任せ下さい!
弊社には数多くのYouTube広告の運用と分析、改善の実績があります。
ご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。