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Googleタグマネージャー設定マニュアル~基礎編~

Googleタグマネージャー設定マニュアル~基礎編~

ウェブ業界に浸透しつつあるタグマネージャーですが、「まだ使っていない」「よくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、タグマネージャーの代表格である「Googleタグマネージャー」の基本的な使い方を書いてみようと思います。

Googleタグマネージャーとは?

まずは「そもそもGoogleタグマネージャーとはなにか?」というところから。
タグマネージャー、昔はワンタグと呼ばれていましたが、タグを一元管理するという発想から生まれました。
ウェブ広告の種類も多くなり、その種類ごとにタグが複数あるので、何種類かのウェブ広告を行うと、多くのタグをサイトに設置しなければなりません。
何種類ものタグを設置するだけでも面倒ですし、その管理も複雑になり、ディレクター泣かせな状態でした。
こういった状況を解消するために考えられたのがタグマネージャーで、Googleタグマネージャーはその一種です。
その名のとおりGoogleのプロダクトです。
ほかにも、タグマネージャーとして有名なものにYahoo!タグマネージャーがあったり、今では様々なタグマネジメントツールがリリースされています。

設定方法

次に、実際の設定方法をご紹介します。
一記事ですべてのタグの設定方法を書くのは難しいので、今回はGoogleアドワーズのCVタグ、リマーケティングタグを設定してみます。
そのほかは別の記事でご紹介しますね。

1.Googleタグマネージャーにログイン

下記URLからGoogleタグマネージャーのサイトへ。
https://www.google.com/intl/ja/tagmanager/
GTMログイン画面

利用しているGoogleアカウントのメールアドレス、パスワードを入力してログイン。
GTMメールアドレス入力画面

対象のコンテナ名をクリック。
(コンテナは、タグマネージャーの設定を入れている箱、みたいなものです)
GTMコンテナ選択画面

2.トリガーの設定

トリガーはタグを実行させる条件のことで、例えば「あるページを見たときにだけ、あるタグを実行させる」という設定にしたいとき、「あるページを見たとき」という条件をトリガーとして設定します。
GoogleのCVタグをサンキューページで実行させるために、そのトリガーを作成していきます。

左サイドメニューにあるトリガーをクリック。
GTMワークスペース画面

新規ボタンをクリック。
GTMトリガー一覧画面

下図のような画面になったら、赤枠部分をクリック。
GTMトリガー設定画面

右側からメニューが表示されるので、このなかのページビューをクリック。
GTMトリガータイプ選択画面

画面が切り替わったら、一部のページビューをクリック。
GTMトリガー発生場所設定画面

下図の入力ボックス3つでサンキューページを指定。左のボックスは基本的にPage URLを選択。真ん中、右のボックスでサンキューページにあった内容を選択、記載。
GTMトリガーぺージ設定画面

左上部分に任意の名前をつけ、右上の保存ボタンをクリックするとサンキューページのトリガーが完成。
GTMトリガー保存画面

3.タグの設定

タグの設定ではその名の通り、広告タグなどの設定を行います。
それではCVタグ、リマーケティングタグを設定していきます。

左サイドメニューにあるタグをクリック。
GTMワークスペース設定画面_タグ赤枠

新規ボタンをクリック。
GTMタグ一覧画面

下図のような画面になったら、赤枠部分をクリック。
GTMタグ設定画面

まずCVタグの設定。下図のような画面が右側から出てきたら「AdWords コンバージョン トラッキング」をクリック。
GTMタグタイプ選択画面

画面が切り替わったら、CVタグ内にあるコンバージョンID、コンバージョンラベルを入力。そのほかの項目は任意。
GTMアドワーズコンバージョンタグ設定画面

次にトリガーとタグを紐づけ。下図の赤枠部分をクリック。
GTMタグ設定トリガークリック画面

トリガーの設定で作成したトリガーが出てくるので、サンキューページのトリガーをクリック。
GTMタグ設定トリガー選択画面

左上部分に任意の名前をつけ、右上の保存ボタンをクリックするとCVタグの設定が完成。
GTMタグ保存画面

次にリマーケティングタグの設定。途中まではCVタグと同様で、下図の画面で、次は「AdWordsリマーケティング」をクリック。
GTMリマーケテイングタグ選択画面

コンバージョンIDを入力。コンバージョンラベルの入力は基本必要なし。そのほかの項目は任意。
GTMリマーケティングタグ設定画面

CVタグ同様、トリガーと紐づけ。紐づけるトリガーは「All Pages」、これは「このタグマネージャーが設置されているすべてのページ」という意味。このあと、任意の名前をつけ、右上の保存をクリックすれば完了。
GTMリマーケティングタグ_トリガー選択画面

4.設定の公開

最後に、設定した内容をサイトに反映させます。
この公開が終わるまで、行った設定はサイトに反映されませんので、ご注意ください。

プレビューモードに切り替えて、設定を確認。下図の赤枠部分をクリック。
GTMプレビューボタン図示

画面が下図のように切り替わると、プレビューモードになっているので、この状態で対象サイトを見る。
GTMプレビューモード

対象のサイトを見ると、画面下部にGoogleタグマネージャーの内容が表示される。
GTMプレビューモードサイト確認画面

トリガーに設定したぺージを見たときに、そのトリガーに紐づけたタグが「Tags Fired On This Page:」として表示されていれば設定は成功。「Tags Not Fired On This Page:」として表示されていると設定にミスあり。
GTMプレビューモード確認方法

設定に問題ないことが確認できたら、プレビューモードを終了し、右上の公開ボタンをクリック。
GTM公開ボタン図示

バージョン名に任意の名前をつけ、右上の公開ボタンをクリックすれば設定の公開が完了。
GTM公開設定画面

文章にすると長いですが、触ってみると簡単だったと思います。
今回はGoogleアドワーズのタグのみでしたが、「別の広告媒体のタグはどうするのか?」「高度な設定方法は?」など、またご紹介していきますね。

※2017年12月の記事です。Googleにより設定方法や詳細が変更されている場合があります。