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知ってるだけで役に立つ!Google広告の審査について

こんにちは、大阪のWebマーケティング会社モンゴロイドのデジマクンです。

みなさんは「Google広告を出稿しようとしたら、審査に落ちてしまった」という経験はありませんか?
Googleに広告を出稿する際、Google広告の審査は避けて通ることはできません。

審査落ちしてしまった場合は、その原因を対処し再度審査をしなければ広告を配信することがむずかしくなります。
クリエイティブがポリシー違反をしていないかや、リンク先はきちんと機能しているかなどの確認が必要です。
この記事ではそんな広告の審査についてや審査の期間、審査落ちの対処法などを紹介します!

Google広告の審査とは

Google広告の審査とは、出稿する広告がユーザーにとって安全でかつ適切な内容を維持するため、入稿した広告がGoogle広告ポリシーに準拠しているかどうかを確認することです。

では、Google広告の審査がどのような流れで進んでいくのか、以下の項目について詳しく解説します!

  • 審査対象
  • 審査日数
  • 審査のタイミング
  • 広告審査のステータス

一つずつ見ていきましょう!

審査対象

Google広告の審査の対象になるのは、以下のものがあります。

  • 広告文の見出し、説明文
  • リンク先URL
  • 検索キーワード
  • 画像または動画

Google広告を出稿する際、入稿するすべての項目が審査対象となるので、適切なものを入稿してください。

Google広告の審査日数は、一般的には1営業日以内に審査の結果がわかります。

ただ、広告の内容によっては時間がかかることもあり、検索とディスプレイでは審査の日数が若干異なります。
検索では大体1営業日以内に審査の結果が判定されますが、ディスプレイの場合は2~3営業日かかることもあります。
検索に比べて、広告の審査対象となる項目が増えることと、現在は新型コロナウィルスの影響で勤務形態が変更されているため、審査に時間がかかっているようです。

掲載日が決まっている広告の場合は、早めに審査を依頼する必要があります。

審査のタイミング

Google広告の審査のタイミングは、広告を入稿したり広告の編集をした時点からプロセスが開始します。
また、広告を一時停止にして入稿したとしても審査対象となります。
一時停止にしていると審査されないと思われるかもしれませんが、そんなことはありませんので、注意が必要です!

Google広告の審査のステータスは以下の内容があります。

  • 承認
  • 審査中
  • 不承認
  • 承認済み(制限付き)

審査している時は審査中と表示され、審査を通過すると承認という表示になります。
また、広告が承認されなかった場合は、不承認と表示されます。

不承認となってしまった場合は、該当の広告にカーソルを合わせることで、審査に落ちてしまった理由を確認できます。
不承認となってしまった時の対処法は「広告の審査に落ちてしまったときの対処法」で後ほど解説いたします。

承認済み(制限付き)となってしまった場合、広告はGoogle広告のポリシーに準拠しているものの、表示できる場所やタイミングの制限がかかっている状態です。
広告の内容やリンク先のページが制限付きコンテンツに該当していないか、確認する必要があります。

広告の審査基準

Google広告の審査基準はGoogle広告の掲載ポリシーとして大きく分けて下記の4つの項目があります。

  • 禁止コンテンツ
  • 禁止されている手法
  • 制限付きコンテンツおよび機能
  • 編集基準と技術要件

それぞれ具体的にどのような内容なのかをここでは解説していきます。
広告の配信の参考にしてみてくださいね。

禁止コンテンツ

項目 具体例
偽造品 ・他の商標と同一、ほとんど区別がつかない商標やロゴを使用している商品
・真正品と偽って販売
危険な商品やサービス ・危険ドラッグ(ケミカルやハーブ)、向精神薬、薬物を使用するための器具、タバコ関連商品など
不正行為を助長する商品やサービス ・ハッキングソフトウェア、ハッキング方法を説明するもの、偽造文書、受験代行サービス
不適切なコンテンツ ・衝撃的なコンテンツを表示したり、憎しみ、偏見、差別を助長したりするような広告やリンク先

上記の該当する広告やリンク先はどのようなことをしても掲載することはできません。

禁止されている手法

Google広告を掲載する際に、禁止されている手法は次の通りです。

項目 具体例
広告ネットワークの不正利用 ・Google のポリシー審査システムの回避、不正なソフトウェアの宣伝、クローキング、アービトラージ、ブリッジページ、ゲートウェイ ページなどの宣伝、ソーシャル ネットワークで好評価を得る広告掲載など
データの収集および使用 ・ユーザーの性的指向や資産状況がわかると謳った宣伝、ユーザーの興味 / 関心に基づく広告とリマーケティング広告に適用されるポリシーに対する違反
不実表示 ・ユーザーを騙す目的で商品に関する情報を掲載しない、商品やサービス、ビジネスについて誤解を招く情報を表示している広告やリンク先

上記の行為を行った場合、広告の掲載は停止されます。
また、Webサイトがマルウエアに感染してしまった場合は、禁止されている手法に該当してしまうので、注意が必要です。

制限付きコンテンツおよび機能

Google広告には宣伝は可能でも制限があるコンテンツがあります。
それは次の通りです。

項目 具体例
アダルト コンテンツ ・一部の成人向け広告やリンク先は、未成年者を対象から除外することで許可される場合がある
アルコール ・特定の種類のアルコール関連広告はNG。
例)ビール、ワイン、日本酒、蒸留酒、ノンアルコールビールなど
著作権 ・著作権で保護されたコンテンツを不正に使用する広告はNG
ギャンブル、ゲーム ・特定の種類のギャンブル関連広告はNG。
・広告主が Google 広告認定を受けているギャンブル関連広告は掲載OK
ヘルスケア、医薬品 ・広告やリンク先は適切な法律や業界基準に準拠する必要がある
政治に関するコンテンツ ・掲載地域の政治活動や選挙に関する法律に準拠する必要がある
・政党や選挙の候補者、政治問題の主張に関する宣伝など
金融サービス ・金銭と暗号通貨の管理や投資に関連するもの
商標 ・ポリシーが該当する場合
・商標権所有者が Google に対して有効な申し立てを行われた場合のみ
法的要件 ・広告掲載先の国や地域で適用される法律および規制を遵守する必要がある
その他の制限付きビジネス ・独自の審査、ユーザーや規制当局、消費者保護機関からのフィードバックに基づき不適切と見なされた場合に適用される
制限付きの広告フォーマットと機能

・一部の広告フォーマットについて、特定の要件を満たしていない場合は利用することができない
子ども向けコンテンツの要件 ・パーソナライズド広告を掲載できない。

制限を受ることを理解したうえで、掲載をする必要がありますね。

編集基準と技術要件

Google広告ではユーザーにとって高品質で魅力的な広告を配信するため編集基準を設けています。
具体的な内容な次の通りです。

項目 具体例
編集 ・あいまいな表現や単語、数字、文字、記号で人目を引く広告表現
リンク先の要件 ・ランディング ページの URL を的確に反映していない表示 URL
・作成中の差使途やアプリ、ドメインパーキング
・機能しないサイト
一般的なブラウザで表示できないサイト ・特定の技術要件を満たす必要がある
例)ブラウザの戻るボタンが無効になっているサイト
広告フォーマットの要件 特定の要件を満たした広告のみ掲載

編集基準や技術基準を満たしているか、確認してから広告の出稿をしてくださいね。
広告の表現では世界一やNo.1などの表記をタイトルに使うことができないので、注意が必要ですね。

広告の審査前にチェックしておきたいこと

Google広告で審査落ちしないように下記のことは、入稿前にチェックをしておいてください

  • 入稿規定、Google広告の掲載ポリシーを準拠しているか
  • 過剰な広告表現になっていないか
  • リンク先は機能しているか?URLは間違っていないか

良くある間違いとしては、リンク先URLを打ち間違えることです。
手入力でURLを入れてしまうと、打ち間違いが起こることがあるので、入稿する際はコピペで設定することをおすすめします。

広告の審査に落ちてしまったときの対処法

時間をかけて作成した広告が審査で落ちてしまったときは、ショックですよね。
どう直せばいいのかわからないことはありませんか?

ここからは落ちた場合の対処法を紹介します。

管理画面で不承認になっているか確認する方法

審査が落ちたかどうかは、広告の管理画面からわかります。
キャンペーンを選択し、広告を表示させるとステータスという項目があります。
このステータスのところで「不承認」となってしまった場合は、審査が落ちたということです。

不承認というところにマウスのカーソルを合わせると、どのような理由で不承認となったのかが表示されます。
表示された事項に対して対処していくことで、広告が掲載できるようになります。

Google広告のサポートに問い合わせる

表示されている不承認の意味がわからないときは、Google広告のサポートに問い合わせる方法があります。

Google広告のサポートに問い合わせる方法は次の通りです。
1.管理画面のハテナマークのアイコンをクリックして、「お問い合わせ」を選択

2.お問い合わせの内容を入力
お問い合わせの画面に移るので、どんな内容なのかを入力します。
広告の不承認の場合は、「不承認」と入力するだけでも良いです。

3.入力した内容について選択肢が表示
問い合わせ内容について選択肢が表示されます。
該当すると思われるものを選択してください。

該当しない場合は、その他を選択しても良いです。

いずれかを選択すると関連したヘルプの記事が表示されます。

ヘルプの記事で解決しそうな内容があれば、該当する記事を選択してください。
解決しそうにないと思われたら、次のステップで進んでください。

4.チャットまたはメールで問い合わせが可能

Googleへの問い合わせはチャットまたはメールで問い合わせができます。
すぐに解決したい内容なら、チャットで相談すると、比較的早く対応してくれます。
メールはGoogleの返信が1日以上かかる場合があるので、急ぎでない内容はメールを送ると良いでしょう。

チャットで問い合わせるときは下記の項目が必要となるため、事前に準備しておく必要があります。

  • アカウントID
  • 担当者名
  • メールアドレス
  • 電話番号

ただ、具体的な理由については、Google広告の担当でもわからないということは毎回言われます。
審査部門とサポート窓口が異なるためです。

再審査は3つの方法がある

不承認の内容を確認し、再度広告の再審査するときは、次のいずれかの方法で再審査をすることができます。

  1. 広告文を編集
  2. 広告文を複製して編集
  3. 再審査請求を要請
1.広告文を編集
不承認となった該当の広告文を編集し、保存をすると再審査が開始されます。
2.広告文を複製して編集
不承認となった広告文を複製し、該当する箇所を編集して保存すると、再審査が開始されます。
3.再審査請求を要請
不承認となった内容を確認する際に、再審査請求のリンクがあります。
このリンクをクリックすると広告文を編集せず再審査が開始されます。

場合によっては、再審査請求のリンクがないときがあります。
また、Google広告のサポートに問い合わせた際に、担当の方は再審査請求をしてくれる場合もあります。

次によくある審査落ちの例を紹介します。

よくある審査落ちの例

ここからはよくある審査落ちの例をいくつか紹介していきます。

  • 記号、誇張表現を使う
  • キーワードと広告文の関連性
  • 設定したリンク先URL
記号、誇張表現を使う
Google広告は広告タイトル(見出し)に感嘆符(!)を使うとNGとなります。
例)Webマーケティング代行!
記号の代わりに具体的な訴求内容を記載してください。

また、最高やNo.1、最先端などは誇張表現とみなされNGとなります。
例)日本一の広告代理店、最先端の技術を使った など
誇張表現を使わずに具体的な内容を記載することが必要です。

キーワードと広告文の関連性
キーワードと広告文の関連性がかけ離れているとNGとなる場合があります。
例)
キーワード:暇
広告文:リスティング広告の運用代行
リンク先URLが開けない
設定したリンク先URLが404エラーとなっているとNGとなります。
よくあるのが、URLの打ち間違いです。
広告を保存する前に、リンク先URLが開けるかチェックしましょう。

まとめ

今回は、Google広告の審査について紹介しました。
Google広告の審査基準は大きく4つあります。

  1. 禁止コンテンツ
  2. 禁止されている手法
  3. 制限付きコンテンツおよび機能
  4. 編集基準と技術要件

審査基準に引っかからないか、確認しながら広告やキーワードを入力してくださいね。

万一、Google広告の審査が落ちたとしても、広告文やキーワード、URLなど該当する箇所を修正すれば、再審査は可能なので、焦らずしっかりと対処してくださいね。

広告文やキーワードを入力するときは、Google広告の掲載ポリシーを準拠して作成することを心掛けてください。

Google広告の設定の仕方や審査落ちしないか心配な方は、一度お問い合わせください。