GoogleアナリティクスとGoogleスプレッドシート
Googleアナリティクスに取得されたほとんどのデータは、APIを使うことでGoogleスプレッドシート上にレポーティングできます。
APIはGoogleから提供されていて、Googleスプレッドシート用に公式のアドオンが提供されています。(無料です)
Googleアナリティクスではできない高度な(詳細な)分析や、レポートの自動化などなど、魅力が満載です。
レポートづくりには欠かせない存在……と言っても過言ではないかも。
「そもそも、GoogleアナリティクスのAPIって、どうやって使うの?」
とか、
「Report Configurationの設定をいちから知りたい!」
といった内容については、また別の記事にて。
今回は、内容を「よく使うメトリクス、ディメンション」に絞ってみました。
メトリクス(Metrics)とディメンション(Dimension)の違い
さて設定しようか!というときに、ふと、「どっちがメトリクスで、どっちがディメンションだっけ?」と迷っちゃうことありませんか?
イメージしやすいように簡単にしてしまうと、
「○○という値を、□□ごとに見る」
といった場合の○○がメトリクス、□□がディメンションです。
例えば、
・セッション数を、年月日ごとに見る
・直帰率を、ランディングページごとに見る
といった感じですね。
よく使うメトリクス(Metrics)
よく使うのはこんなメトリクス。
| メトリクス | APIの記述 | よく掛け合わせる ディメンション |
|---|---|---|
| 新規セッション率 | ga:percentNewSessions | 流入経路ごと |
| セッション数 | ga:sessions | だいたい何にでも使う |
| 直帰率 | ga:bounceRate | デバイスごと 流入経路ごと ページごと |
| ページビュー数 | ga:pageviews | 年月日ごと |
| 目標XXの完了数 | ga:goalXXCompletions | デバイスごと 流入経路ごと |
| 目標XXの完了率 | ga:goalXXConversionRate | デバイスごと 流入経路ごと |
| トランザクション数 | ga:transactions | デバイスごと 流入経路ごと |
| eコマースのコンバージョン率 | ga:transactionsPerSession | デバイスごと 流入経路ごと |
| 収益 | ga:transactionRevenue | デバイスごと 流入経路ごと |
※目標XXの完了数・完了率は、そもそも目標の設定をしてないと使えない。
※eコマースのコンバージョン率、収益については、eコマース設定をしていないと使えない。
よく使うディメンション(Dimension)
よく使うのはこんなディメンション。
| ディメンション | APIの記述 |
|---|---|
| 参照元/メディア | ga:sourceMedium |
| デバイス カテゴリ | ga:deviceCategory |
| 地域(都道府県) | ga:region |
| ページタイトル | ga:pageTitle |
| ランディングページ | ga:landingPagePath |
| 年月(yyyymm) | ga:yearMonth |
| 年月日(yyyy-mm-dd) | ga:date |
| 時(0~23) | ga:hour |
| デフォルトチャネルグループ | ga:channelGrouping |
※デフォルトチャネルグループは、Googleアナリティクスが定義しているパラメータを適用していると使いやすい。
参考:Googleアナリティクス|パラメータとチャネルについて
まとめ
Googleアナリティクスを使った分析手法は実に様々ですが、モンゴロイドでは
おおまかな傾向を知って
↓
気になるポイントを抽出し
↓
ドリルダウンする
といった進め方をすることが多いです。
Googleスプレッドシートを組み合わせて使う場合は、最初の「おおまかな傾向」をものすごくスピーディーに知ることができるので重宝しています。
次回は、よく使うフィルタ(Filters)とよく使うセグメント(Segments)についてお伝えします。
