サイト・デザイン

成果を生むキャッチコピーの使い方

こんにちは、モンゴロイドのデザイナー(AT)です。

前回、成果を生むキャッチコピーの作り方【7つの王道パターンとその事例】にてキャッチコピーの作り方をご紹介しました。
しかし、作ったキャッチコピーを並べるだけでは、ユーザーの興味や購買意欲を刺激できず、成果には繋がりません。

今回は紙媒体・Web媒体問わず、キャッチコピーを効果的に使う方法をご紹介します。

文章の構成を3つに分ける

Webサイトやチラシを見たときに、一番初めに視界に飛び込んでくる部分を「トップコピー」、読み進めることで内容が分かる中央部分を「ボディコピー」、そして最後の商品・サービスを売り込む部分を「クロージングコピー」として、3つに分割します。

文章を目的別に分けることで、よりユーザーの興味を高め、商品の購入や問い合わせに繋がるような導線を作りやすくします。

さらに細かく分けることもありますが、今回は分かりやすく大きく分けた3つの構成で説明していきます。

トップコピーに必要な要素

トップコピーは、ユーザーが一番初めに目にする部分です。
この段階で、興味を持つユーザーは1割程度と言われています。
さらに、人は自分と関係のない情報や、興味のない情報を読もうとは思いません。

そのため、ターゲットを明確にし、ユーザーの元々持っている興味を高め、ボディコピーへ誘導することが重要です。

ユーザーの興味を高めるためには以下の表現が効果的です。
コピーの例は前回の記事にてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

  • 数字で具体性を出す
  • 問いかける
  • 恐怖や不安をあおる

トップコピーで、ユーザーに「読み進めると何を得られるのか」を伝えることが大切です。

ボディコピーに必要な要素

ボディコピーは、商品やサービスにさらに興味を持ってもらい、「これは必要だ!」「欲しい!」と思わせることが目的です。

この部分は、トップコピーで興味を持ったユーザーが詳しい情報を求めるため、情報が不足していたり、特長が並んでいるだけでは、ユーザーに不安や不信感を与えてしまいます。
そのため、納得感や信頼感を与える説得力のある内容が不可欠となります。

ボディコピーでは、トップコピーで伝えきれなかった情報を補足しながら、ユーザーが納得できる情報の提示が必要です。

  • 解決方法を提示する
  • 簡易性を伝える
  • 機能・特徴ではなくベネフィットを提示する

ユーザーは、目に入ってくる要素によって、さらにその商品・サービスを詳しく知りたいと思うか、自分には関係ないと判断し離脱します。
そのため、トップコピーではボディコピーまで読み進めたくなる情報、そしてボディコピーではその興味を持たせた内容を補完したうえで、クロージングコピーまで誘導する情報を提供する必要があります。

クロージングコピーに必要な要素

クロージングコピーでは、ボディコピーで商品・サービスに関心を惹かれたユーザーに、申し込みや購入といった行動の決断を促し、実際に行動させることが目的です。

「買ってください」「申し込んでください」と伝えるだけでは申し込みや購入の決断には至りません。
以下のような希少性や保証を提示することで、ユーザーに「こんなに良い条件ならやってみようかな」と思わせます。

  • 数量や期間の限定
  • お試しや割引などお得な情報
  • 保証やサポートの記載

クロージングコピーで申し込みや購入を決断しても、問い合わせ方法が不鮮明なことで、問い合わせを諦めてしまうユーザーもいます。
そのため申し込みの手順や必要な情報を明記することも大切です。

まとめ

今回は、それぞれのコピーの目的と、必要な要素をご紹介しました。

キャッチコピーと情報にこだわるだけでなく、文字の大きさや色といったデザインを加えることも、ユーザーに魅力を伝える大切な要素です。

モンゴロイドでは、キャッチコピーや導線の設計からデザインの提案を行っております。
お困りごとがあれば、お気軽にお問い合わせくださいませ。